中性脂肪の基準値は?高いとどうなる?低すぎてもダメ?症状と病気

中性脂肪

中性脂肪が高いと指摘されると、とても不安ですよね。
食生活の改善をしたり、運動を取り入れる必要が出てきます。
しかし、実は中性脂肪が低い場合にも放っておいてはダメだったりすることをご存知ですか?
ここでは、中性脂肪の基準値と、中性脂肪が高い場合と低い場合の両方に注目して、それぞれの症状や放っておくとなってしまう病気について紹介していき鯛と思います。

このページの目次
  1. 中性脂肪の基準値は重要
  2. 中性脂肪が高い場合の症状や病気とは
    1. 中性脂肪が高い場合の症状とは
    2. 中性脂肪が高いと引き起こされる病気
  3. 中性脂肪が低い場合の症状や病気とは
    1. 中性脂肪が低い場合の症状とは
    2. 中性脂肪が低いと引き起こされる病気
    3. 中性脂肪を低くする病気とは
  4. まとめ

中性脂肪の基準値は重要

中性脂肪の基準値は、50〜149r/dlです。
この範囲で維持していく事が必要です。
健康診断の結果などをみるとTGと表記されている項目が中性脂肪の数値になっています。

 

中性脂肪の基準値

(引用:http://anshin-gakuen.jp/infirmary/view_shindan/inspection/physical_lipid.html)

 

この基準値より高くても低くても、様々な病気が疑われます。
また問題なのが、どちらも自覚症状がほとんどない場合が多いのです。
高い場合、低い場合の両方について詳しく紹介したいと思います。

中性脂肪が高い場合の症状や病気とは

中性脂肪

中性脂肪が高い場合の症状とは?太るだけ?

中性脂肪が高い場合には、厄介なことに特に自覚症状はありません。
ただし、だからといって油断していいわけではありません。
中性脂肪が高くなってきているということは、動脈硬化という恐ろしい病気を引き起こす可能性を秘めています。

 

また中性脂肪の値が高いということは、脂肪組織に中性脂肪が蓄えられていることになり、皮下脂肪や内臓脂肪の体積も当然増えはじめますので、太ってきます。
特にメタボといわれるようなおなか周りの内臓脂肪が増え、お腹が出てくる可能性があります。

 

ただし、このように見た目に影響がでてくる場合はだいぶ中性脂肪の値も高くなり手遅れになってしまう可能性もあるので、定期的な健康診断によって自分の中性脂肪の値をチェックすることが大事になってきます。

 

中性脂肪が高いと引き起こされる病気は命に関わる

中性脂肪

 

中性脂肪が高いと引き起こされる病気としては、脂質異常症というものがあります。
これはもはや引き起こされるというよりは中性脂肪が高いということがすでに病気という状態なのです。

 

そして、この脂質異常症によって、血液中の中性脂肪が高い状態がつづき、最終的には動脈硬化を早めて、動脈硬化によって様々な病気が引き起こされるということになっていくのです。
ここからは、動脈硬化によって引き起こされる危険な病気を紹介していきます。

 

脳梗塞などの脳関連の病気

中性脂肪

 

中性脂肪が高い状態がつづき、動脈硬化がつづけば、血管に血栓などが生じてしまい、血流が正常に流れないことで、脳梗塞を引き起こします。
脳梗塞は死に至ることもあり、発作が起きると手足のしびれや麻痺、ろれつが回らないなどの症状があらわれますので、迷わず病院に行く必要があります。

 

心筋梗塞、狭心症などの危険な病気も!

動脈硬化が進行していくと、脳だけでなく心臓にも影響をおよぼし、狭心症や心筋梗塞などを引き起こしてしまいます。
狭心症は、動脈硬化によって血管が狭くなり心臓の筋肉に酸素がとどかなくなり胸痛や圧迫痛などをともなう病気で、酷くなれば不整脈や呼吸困難、嘔吐などもあるのでしっかりと健康管理をして未然に防げるようにしましょう。
また、検査自体も通常の心電図などだけではなく、心臓カテーテルといった細いカテーテルを通して行う危険な検査などもしなくてはならないので大変です。

 

一方で、心筋梗塞も動脈硬化によって、引き起こされる心臓の病気として可能性があります。
起きる症状や内容は狭心症と同じような感じなのですが、厄介なのは症状が不可逆的であるところです。
不可逆的というのは、一度心筋梗塞で細胞が壊死してしまうともう元に戻らないということです。
つまり、そうならないためにも早期の治療が必要になってきます。

 

いずれにしろ、どちらも死に至る可能性のある危険な病気なので、動脈硬化の診断を受けたら、改善するように生活習慣などを見直しましょう。

 

動脈硬化の魔の手は腎臓にも?

中性脂肪が高いことによって動脈硬化になった場合には、なにも脳や心臓にだけ影響があるわけではありません。
尿などの排泄などにかかわっている腎臓にも影響があります。

 

特に中性脂肪の変動においては、慢性腎臓病やネフローゼ症候群などを引き起こす可能性があります。
慢性腎臓病になればあらゆる腎臓機能に障害が発生する可能性もあり、以下のような症状がでます。

  • 夜間尿
  • むくみ
  • 貧血
  • 倦怠感
  • 息切れ

また、腎臓の障害により、多量のタンパク尿がでてしまうネフローゼ症候群も引き起こされます。
このネフローゼ症候群になると、むくみなどがみられ、長期間になると慢性腎臓病にも発展します。

 

ほったらかしが一番NG

中性脂肪が高値の場合放っておくと、次第にメタボリックシンドローム、肥満症につながり、そこから動脈硬化を経て、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めていく怖い症状のはじまりといえます。
健康診断で判明したら、放置せずにしっかりと現状に向き合い、食事の改善、生活習慣の改善に取り組んでいく事が大切です。

 

そして、長く続けていけるように、まずは最初の1か月を乗り切り、継続して食事や生活の改善を維持していくようにしましょう、
日ごろから健康を意識した生活をしていく事が大切です。

中性脂肪が低い場合の症状や病気とは

中性脂肪が低いとエネルギー不足?どんな症状になるの?

中性脂肪

中性脂肪が高いのは体にとっていろいろな危険な病気を引き起こすことはだいぶ認知されつつありますが、実は中性脂肪が低い場合にも体にとっては良くない状態になります。
起きる症状としては、スタミナ不足や疲れやすいといった症状になってきます。

 

中性脂肪は、もともと筋肉や心臓を動かすエネルギー源になっているので、これが減りすぎてしまうと体を動かすうえでいろいろな弊害がでてきてしまうのはしょうがないことなのです。
過剰なダイエットや運動などで中性脂肪が低くなってしまうのもそのためです。

 

また、気をつけたいのは病気などが原因となって中性脂肪が低い場合です。
この場合には食生活などを改善しても戻らない可能性があります。
いずれにしろ、中性脂肪が減ってくると、スタミナ不足やビタミン欠乏によって以下のような症状が引き起こされます。

  • 倦怠感
  • 動悸、息切れ
  • めまい
  • だるさ
  • 偏頭痛

 

中性脂肪が低くなると起こる病気とは

貧血

中性脂肪が低い場合には当然病気にもなりますが、そのメカニズムは単純です。
中性脂肪が低くなることで、血中の中性脂肪が減ることで低中性脂肪血症という病気になります。
この病気は上記であげたような、倦怠感、動機などの中性脂肪の低下によって起きる症状がエネルギー不足とともにより強く起きると思ってもらえればよいと思います。

 

さらに、中性脂肪が低いと、ビタミンが欠乏し、脂溶性ビタミン欠乏症という病気にもなります。
脂溶性ビタミンとは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKになり、通常は中性脂肪に溶け込んで体内をめぐるのですが、中性脂肪が低くなることでその量が減ってしまうのです。
そうなるとそれぞれのビタミンごとの不足によって、以下のような症状を引き起こします。

  • 目が見えにくくなる
  • 骨粗鬆症の原因になる
  • 貧血
  • 傷口などの血が止まらなくなる

中性脂肪を低くする病気とは

また、中性脂肪が低い場合には、何か病気が原因で引き起こされている可能性も高いので、心配な方は検査などで調査することをオススメします。

 

特に心配なのが、肝機能障害と甲状腺機能の異常です。
そもそも肝臓は、体に入ってきた脂肪酸や糖質を中性脂肪に合成してくれる場所でもあり、その肝臓の機能が障害を受けると、この合成機能がうまく働かず、中性脂肪が低くなってしまうのです。
この場合には肝臓そのものに肝硬変などの疾患がある場合があるので治療が必要ですし、放っておくと命の危険にもかかわってきます。

 

また、甲状腺機能においても、バセドウ病とよばれる甲状腺機能亢進症の恐れがあります。
この病気になると、甲状腺の活動が活発になりすぎ、多量にホルモンが分泌され、代謝がどんどん行われてしまうのです。
その結果、合成された中性脂肪もどんどん消費され、なくなってしまうことで体の中の中性脂肪が低くなるというわけです。
甲状腺機能亢進症も、放っておいては治りませんのでしっかりとした治療が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
中性脂肪は「脂肪」という名前がついてるからといって、「不要なもの、太るもの」とはかぎりません。
体の中においてエネルギー源となったり運び手となったりいろいろな役割を果たしてくれているのです。
また、その量は多くても少なくても、体にとっては問題となっているのです。

 

ここであげたように倦怠感や動悸などから、貧血や偏頭痛など様々な生活を妨げる症状が発生する可能性があります。
また、命に危険もある病気が動脈硬化によって、引き起こされる可能性もあるので、定期検診によってしっかりと中性脂肪をチェックしつつ、日頃の生活習慣でコントロールするようにしましょう。

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